2005年09月10日 Saturday

読後感想記:スタジアムの戦後史

スタジアムの戦後史―夢と欲望の60年 平凡社新書 (283)
阿部 珠樹 (著)




 もう既に無くなっている後楽園球場、川崎球場、東京スタジアムと、今もある両国国技館、日本武道館を章立てにして採り上げている。個人的には東京スタジアムの項が読みたくて買った。大映の社長で当時の東京オリオンズ(1970年にパリーグ優勝したときはロッテオリオンズ)のオーナーでもあった永田雅一氏を取り巻く話に興味が行く。彼のワンマンオーナーぶりがあまり語り種になっていないのも不思議なもので。このスタジアムを建設した後大映の経営は傾く一方で、70年に優勝する頃は永田がオーナーだったもののロッテの支援でロッテオリオンズと名を変えていた。彼の波乱に満ちた人生を読んでみたいもので。

#069


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2005年09月08日 Thursday

読後感想記:岩城音楽教室

岩城音楽教室―美を味わえる子どもに育てる 知恵の森文庫
岩城 宏之 (著)




 タイトルからすると子どもに対してどのように音楽教育をするかが主題なんだけど、如何に音楽に接すべきかも分かるんではないか。岩城氏は以前日経新聞での「私の履歴書」で書かれていたが、あまり読まなかったなあ。惜しいことをした。彼のエピソードもチラホラとあり、何度か読んだ人にとっては物足りないかも。楽しく学ぶことが大事とはすべてに共通するのでは。詰め込みを楽しくとは難しいかも知れんが。

#068
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2005年09月05日 Monday

読後感想記

雑学 知ってるようで知らない知識
松本 健太郎 (著)




 本屋で並べて売っていたのだが、何故この本がと思えるほどの内容。
 興味を掻き立てるような書き方でなく、推測のような書き方もあったりと。

#067
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2005年08月31日 Wednesday

読後感想記

許永中「追跡15年」全データ 小学館文庫
伊藤 博敏 (著)




 許永中が関わった事件をまとめた書。事件だけでなく、そういった人物をカバーしている。京都ではKBS事件が有名どころ。しかし彼に関わった議員が未だ現役なのもよくボロがでなかったもので。検索にセットで探せば出てきますなあ。

#066


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2005年08月27日 Saturday

読後感想記:金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか

金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか 光文社新書
吉本 佳生 (著)




 とにかく分厚い新書本。これは金融広告のサンプルが豊富にあるためでもあるが。
 かつてこういう業界に居たものですが、本質は儲からない商品を売ること、如何に手数料を稼ぐかという技術が発達しているか例示してくれる。技術を売りつけるということが如何に難しいかでもあるけど、その反面そういった広告で買っている人たちが後を絶たないということである。人に任せるというのは金のかかること。
 しかし知らなかった商品もあったなあ。

#065
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2005年08月26日 Friday

読後感想記:タブーの漢字学

タブーの漢字学 講談社現代新書
阿辻 哲次 (著)




 始めの「性」や「死」に関する漢字については雑学っぽい感じがするけど、最後の「名前」に関するタブーについては中国の漢字文化、ひいては文化弾圧ともとれて面白かった。諱と字があり、諱で呼ぶことはタブーとされていたようだが、問題は皇帝の諱を使うこと自体がダメでこのおかげで名前が変わったものもあるという。最後に皇帝の名前を使ってはならない例とした辞典を残したが為に、一族諸共抹殺された王錫侯を見てみると、この国の(略)の歴史を感じてしまうのだが。ちなみに現在ではこのタブーは無いようで、あったら国家主席の字を使用できないとか大変そうだな。

#064


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2005年08月20日 Saturday

読後感想記:世間のウソ

世間のウソ 新潮新書 (099)
日垣 隆 (著)




 世の中に流布しているウソについて書かれた本。サッと読みには良いサイズ。鳥インフルエンザと警察の民事不介入の件が考えされられますな。

#063
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2005年08月18日 Thursday

読後感想記:太平洋戦争の謎―魔性の歴史

太平洋戦争の謎―魔性の歴史=日米対決の真相に迫る 日文新書
佐治 芳彦 (著)


 日米戦に限定してまとめられた書物。戦争というよりほとんど戦略的な話が占めていたように思う。海軍善玉論には大いに否定的に書かれていた。よく挙げていたのが上層部がダメという話。それで勝てなかった戦いがいくつもあるような書かれ方であった。統治機構のダメダメさは今にも教訓として生かされるべきなのにあまり生きていないなあ。これは小室直樹氏が再三書いていたことだが。しかし政治的なこと抜きにしてもこの戦争にはいろいろな見方がありますな。

#062
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2005年08月09日 Tuesday

読後感想記:百戦百勝

百戦百勝―働き一両・考え五両 角川文庫
城山 三郎 (著)


 山崎種二がモデルの小説。アマゾンの書評を見るにほぼ史実通りらしい。米問屋の奉公人から証券会社を設立するまでの資産家となるのだが、その課程の相場を通じた戦いの話が非常に面白い。この当時は米騒動、関東大震災、金融恐慌、二二六事件と今とは比較にならないくらい相場は激動していたんだなと感じさせる。彼は相場で勝つには勝つのだが、危険な橋を渡っている気がする。そこが相場師たる人なんでしょうが。

#061
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2005年08月06日 Saturday

読後感想記:知ってどーなる!? こんな疑問600

知ってどーなる!? こんな疑問600 知恵の森文庫
エンサイクロネット (編集)




 ここが書いている雑学本には何故か惹かれてしまいますな。分かりやすく、一つが大体半ページと読みやすさも要因ですかな。色々シリーズが出てくるとかぶっていると思しきものもありますが。雑学は知って役立つものではないというか、役立つために学ぶという姿勢が問題なんじゃ。生かすも殺すも本人次第だし。世の中の奥深さを識る一端となりうると思うが。それを掻い摘むだけでも価値はあると思う。

#060


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2005年07月30日 Saturday

読後感想記:ローマ人の物語〈16〉

ローマ人の物語〈16〉パクス・ロマーナ(下) 新潮文庫
塩野 七生 (著)




 アウグストゥスが亡くなるまで。年表、参考文献一覧があるため本文はかなり少なめ。ゲルマン民族制圧できなかったところで、「ローマ帝国がエルベ川にまで拡大されていたら、ワーグナーの音楽は生まれていただろうかと思うだけだが。」という一文がある。ワーグナーという一文でいろいろと想像を巡らしてしまう私なのだが、果たしてワーグナーの音楽はゲルマン民族性に基づくものか。
 文庫化されているのはここまで。本は主に通勤時に読んでいるため、単行本にはなかなか手を出さないと思います。んでもって、このシリーズはしばらく読まないと思います。

#059
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2005年07月27日 Wednesday

読後感想記:サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか

サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか 祥伝社新書 (008)
岩崎 日出俊 (著)




 金融入門書。と一言ですますのは簡単だが、これは企業価値は将来のキャッシュフローに相当するという考えから、色々述べられている。なんか経営論に近いかも。日本の企業はコングロマリット指向だとか。よくよく考えたら楽天やライブドアも手を広げているところがあるな。その対をなす得意分野特化型(著者が命名したものではないです)が投資家にとっては投資しやすい会社になるらしい。そうでないとポートフォリオを組みにくいとか。そう考えると日本の企業って総合型が多いので難しいなと。

#058


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2005年07月26日 Tuesday

読後感想記:オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門

オペラ作曲家によるゆかいでヘンなオペラ超入門 講談社+α新書
青島 広志 (著)




 愉快とは思うが、それ程変ではないと思う。変なクラシック本はいろいろありますからな。最近はオペラのあらすじを分かりやすい形で書く本は多いのだが、ポイントは所々見せてくれる裏話めいたもの。そういえばDVDという便利なものがありながらオペラをみることはそれ程ないことに気付かせてくれる。最大の要因は私の多趣味にあるのだが。おかげで永遠なる初心者だなあ。
 ちなみにオペラの入門書を書く著者はワーグナー好きか苦手かがはっきりと分かれる。

#057
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2005年07月21日 Thursday

読後感想記:ローマ人の物語15

ローマ人の物語〈15〉パクス・ロマーナ(中) 新潮文庫
塩野 七生 (著)




 パクス・ロマーナ=アウグストゥスの時代なのかぁ。五賢帝辺りかなと思ってしまったのだが、それはまだ先の話らしい。この巻はゲルマニア遠征以外には戦闘の記述がなく、この遠征とて簡単に述べられているに過ぎない。資料に乏しいのであろうか?

#056
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2005年07月20日 Wednesday

読後感想記:企業再生とM&Aのすべて

企業再生とM&Aのすべて 文春新書 (442)
藤原 総一郎 (著)




 M&Aと書名にはあるけどテーマはあくまで企業再生。M&Aも企業再生の一環として掲載されている。イメージで言えば、規模拡大の方が強いと思われるのだが。ともかく、民事再生法などの法的整理から、産業再生機構によるもの、最後はアメリカの事例が載せられている。アメリカでは債務超過がチャプター11の要件でないことは知りませんでした。また、負のイメージではなく、戦略的に倒産をやってしまうのも文化の違いというか、法律に対する考え方の違いというか。

#055

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2005年07月13日 Wednesday

ローマ人の物語14

ローマ人の物語〈14〉パクス・ロマーナ(上) 新潮文庫
塩野 七生 (著)




 オクタヴィアヌスがアントニウスとの戦いを終え、どのような政治をしていこうとしていくかというところ。ほとんどが政治の話。著者は今のところ好意的な書き方をしていますな。専制的な政治はまだなく、共和政の形を残しつつ上手く専制的に移行していくようで、その辺は次の巻以降ということか。

#054


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2005年07月09日 Saturday

読後感想記:「大岡裁き」の法意識 西洋法と日本人

「大岡裁き」の法意識 西洋法と日本人 光文社新書
青木 人志 (著)




 日本人が明治以降如何に西洋の法を受容してきたかを中心に日本人の法意識を書いたもの。日本人だから裁判に馴染まないという短絡的な見方を避けているが、結論がどうかは弱い。まあこの手のものは一刀両断的に述べにくいものなのですが。制度的観点からすれば、裁判人制度でどのように意識が変わっていくかってとこか。他に興味持つ点は町内会の口げんか訴訟に対する判決でA新聞が拡大解釈しているという点。裁判報道は未だに全然なっていないところがあるので、この辺も改めてもらいたいところ。

#053

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2005年07月06日 Wednesday

読後感想記:中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史

中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史 新潮新書
有馬 哲夫 (著)




 アイゼンハワーvsスティーブンソンからの大統領選挙をテレビというメディアを通して眺めた書。もともとメディア論の教授なので大統領選挙という政治よりもメディアがどう民衆に影響を与えるかの方に力点があったように思える。そこには新聞のような活字媒体とは違って、映像を通すことによって何が重要で何が重要でないか、どういったことが票に結びつくか、そういった推論が面白い。そう考えると著者が最後の方で述べていたようにまだネットはそれ程力がないというのも頷けるような。

#052



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2005年07月04日 Monday

読後感想記:真実の中国4000年史

真実の中国4000年史―侵略と殺戮 祥伝社黄金文庫
杉山 徹宗 (著)




 中国の国家興亡史を眺めるには手ごろな本。書名から窺えるとおり、過去に中国は陰惨な歴史を歩んできている本で、ややその方向に偏っている感じもする。過去にも異民族に蹂躙されているがそのことがあまり強調されないのは自民族として抱えている以上刺激したくない面もあるのだろうなと思ってみたり。

#051
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2005年06月30日 Thursday

読後感想記:社長!それは「法律」問題です―知らないではすまないビジネスのルール

社長!それは「法律」問題です―知らないではすまないビジネスのルール 日経ビジネス人文庫
中島 茂 (著), 秋山 進 (著)




 社長が犯しそうな法律事例集かと思いきや、企業にまつわる法律のお話が中心。独占禁止法や証券取引法(インサイダー取引)、知的財産などの具体的な法律の解説もあるが、大切なのはコンプライアンスやリスクマネジメントというお話。JR西日本も考えられるリスクを考えて企業運営すべきという話になる。精神論だけで片付けるわけにはいかないということになるな。

#050
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