2006年09月14日 Thursday

読んだ本:戦争倫理学

戦争倫理学 (新書)
加藤 尚武




 戦争という問題を歴史的な思想家の意見や国際法を引用しつつ展開していく書。初めの方は保守派批判の本かと思ったんだが、そうではなく一刀両断的切り捨て方は双方に通じる批判にも感じたり。9条問題も解釈の余地のある条文を頑なに守ろうとするのではなく、解釈を限定させる改正もあるんじゃないのかとも読めるし。この辺は見たくない現実は放置という思想なんだよなあと感じたり(これが先の大戦を不幸にした一つの原因と言えると思うんだが、反対派にその辺の反省を汲み取らないとは)。

#075

タグ:Book
posted by うらぢ at 03:56 | 京都 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年09月12日 Tuesday

読んだ本:地下街の人びと

地下街の人びと (文庫)
ジャック ケルアック




 感想は控えておきます。わかったことは私は文学的理解力に欠けるなあってこと。
 しかしパラノイアという言葉は引っ掛かるものが・・・。

#074
タグ:Book
posted by うらぢ at 23:39 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年09月11日 Monday

読んだ本:経済マフィア―昭和闇の支配者

経済マフィア―昭和闇の支配者〈5巻〉 (文庫)
大下 英治




 総会屋「広島グループ」を率いた小川薫の半生。もう10年くらい経つけど、当時の第一勧銀、四大証券が絡む小池隆一氏への利益供与事件が描かれている。総会屋がなくなって、経営者が痛いところを突かれない所を突かれないのであくどい経営者がのうのうとしている面もあると書かれているが、これは今の株主、経営統治を巡る仕組みへの課題と言うことで、変に美化したくない面もある。実際たかりの面が大きかったんだから。
 読んでわかるのはこの世界も楽に稼げるもんじゃないなと。
 5分冊の一番最後から読んだのは別に意図はありません。
 年間100冊行きそうな勢いだなあ。

#073

タグ:Book 経済史
posted by うらぢ at 23:51 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年09月09日 Saturday

読んだ本:ドカベン1000号への道―〈プロ野球編〉データブック

ドカベン1000号への道―〈プロ野球編〉データブック (文庫)
豊福 きこう




 Gyaoで放映しているため、何かしら懐かしさも手伝ってこういう本を買ってしまった。もともとデータ(記録)好きなこともあって充分楽しめる。プロ編はいろいろ厳しいことを書かれていることが多いですが、私は読んだことがほとんどないので何ともですが、こういう本で一端が見えたような気はした。
 確かに里中の顔は劣化しているかも。
 Gyaoでは2年春の決勝(対土佐丸高校)だね。キヒヒヒヒヒ。

#072
タグ:Book
posted by うらぢ at 23:17 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年09月08日 Friday

読んだ本:事件論―現代の死と虚実を読み解く

事件論―現代の死と虚実を読み解く (新書)
芹沢 俊介




 犯罪の精神分析のような本。2001年出版とやや古い本なのだが、新潟の長期にわたる監禁事件や、ライフスペース、ヒ素カレーもあったりともうそんなに長い月日が経っていたのかと思ってみたり。バラバラ事件と犯人の地域感覚が車社会によって昔と異なるという言及はユニークだなあと。

#071


うらぢの気まぐれアイテム
タグ:Book
posted by うらぢ at 01:01 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年09月07日 Thursday

読んだ本:三千年の海戦史

三千年の海戦史 (単行本)
松村 劭




 ギリシア・ローマの時代からの海戦を中心とした軍事史といった趣。船と船とを接近させて歩兵が切り込む時代から、大砲を積んだ戦艦の時代。二次対戦には航空機を中心とした空母が主役の時代になる。そこから眺める世界史を知ると面白いもので、19世紀のフランスの低迷、イギリスの覇権が制海権にあったことや、秀吉の朝鮮出兵は日本が海戦軽視の姿勢をとっていたことが李舜臣の攻勢につながったことは興味深い一例と言えそう。昔の海兵は長期間船に乗ることで栄養面や疫病で過酷な環境にあったらしいし。

#070
タグ:Book 歴史
posted by うらぢ at 02:15 | 京都 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年09月02日 Saturday

読んだ本:萌えるクラシック―なぜわたしは彼らにハマるのか

萌えるクラシック―なぜわたしは彼らにハマるのか (新書)
鈴木 淳史




 アーノンクールやチェリビダッケといった有名どころもあれば、ヴィス、サバールといった誰?というのまでちりばめられている。「萌え」というのはメイドに代表されるように本物のメイドではなく、メイドとしてのイメージを消化しているのをとって、本来西洋文化であるクラシック音楽を日本文化として消化してしまおうという試みらしい。彼の文章が合えば結構面白い書であることは確か。一見軽そうに見えるけど、如何に音楽を聞き込んでいるかがわかる文章で意外と奥深い。ギーレンは私も好きだけどそういう風に聴いていなかったなあとか。何か新しい演奏家でも探すきっかけとしますか。

#069
タグ:Book cla
posted by うらぢ at 12:09 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月31日 Thursday

読んだ本:敗因の研究 決定版

敗因の研究 決定版 (文庫)
日本経済新聞運動部




 日経新聞で連載していた記事をまとめたもの。技術的、精神的なものいろいろあるけど、通常の人が経験し得ないものとしては周囲の過剰な期待に自分を見失うケース。オリンピックでメダル候補というのが一人歩きするケースがこれに当たる。競技外のことまで気を配らなくてはいけないのは大変そうではあるけど、それくらいしかわからないしなあ。しかし過剰に期待する土壌ってどこで出来たんだろうか?
 しかし昔のボクシングのKOシーンを見ると今はここまでやらせるのかなあというくらいのへたり方に感じた。

#068

タグ:Book
posted by うらぢ at 03:07 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月29日 Tuesday

読んだ本:死者のあやまち

死者のあやまち (文庫)
アガサ クリスティー




 クリスティの作品を読むのは久々というか、この作品を読んだことあるような、ないような。こちらはポワロもので時代設定は戦後(2次大戦後)のようだ。彼女の作品に象徴されるのは既にある手がかりが事件を解く鍵になること。無意識のうちに登場人物がヒントを握っていること。これらは彼女の作品の特徴が解くに目立った印象。最後の展開は冷静に読めばやや強引に感じられますが。
 (余談)早川はポアロなんですね。初めて気付きました。(エルキュール・ポアロ - Wikipedia)

#067
タグ:Book
posted by うらぢ at 02:16 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月25日 Friday

読んだ本:20世紀日本の経済人〈2〉

20世紀日本の経済人〈2〉 (文庫)
日本経済新聞社




 (1)よりか新しい人もでている。こう読んでいると今や盤石に見える会社も危機的な状況があったり、こういう歴史を感じると結構面白く感じる。各務鎌吉の東京海上もそうだし、日比翁助の三越もそんな歴史だった。キヤノン創業者の一人、御手洗毅はもともと開業医という経歴も面白い。

#066


過去:読んだ本:20世紀 日本の経済人
タグ:Book 経済史
posted by うらぢ at 02:52 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月23日 Wednesday

読んだ本:カネが邪魔でしょうがない

カネが邪魔でしょうがない 明治大正・成金列伝 (単行本)
紀田 順一郎




 成金の逸話集かと思いきや、明治大正期の起業家何人かの列伝という感じ。ただいつの世でも金持ちは妬みの対象になりやすいということは確かなようで、妙なカネの使い方をする人は攻撃の対象になりやすい。
 日露戦争後のバブルで鐘紡株の買い占めを行い、経営陣の追い出しに一時は成功するものの労働者の抵抗に遭い頓挫。その後、相場は下落し元の歩に戻った鈴木久五郎の話は結構面白い。元の歩に戻ったのが30歳、その後66歳まで生きるのだが経済人でここまでピークが早い人もそうそういない。彼は堀江君と比較されやすいようで。ただ当時のようなカネの使い方は堀江君とてしていないはずだが。
 当時のバブルは数銘柄しか示されていないせいかもしれないが、劇的すぎる印象で。
参考:J_Coffeeの株式投資日記

#065



タグ:Book 経済史
posted by うらぢ at 04:07 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月21日 Monday

読んだ本:ツルゲーネフ「はつ恋」

はつ恋 (文庫)
ツルゲーネフ


 ロシア文学を読むこと自体久しぶり。まあこの小説は150ページほどなので、集中して読める人は一晩で充分な文量。

 私が読んだのは神西清訳の新潮文庫版だが、品切れの岩波文庫版では二葉亭四迷が翻訳しており、どういう文章かだけは気にかかる。

#064

この主人公、ヴラディミール・ペトローヴィチの心の動きだけでも良くできている小説である。当時16の青年だったヴラディミールはこの恋に破れ、以後女性を避けていたがため、40過ぎても独身なんだなと感じさせる。何となくわからぬような気がするけど。
posted by うらぢ at 23:35 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月18日 Friday

読んだ本:実録!株式市場のカラクリ―株価の仕掛人が語る兜町アンダーワールド!

実録!株式市場のカラクリ―株価の仕掛人が語る兜町アンダーワールド! (単行本)
星野 陽平




 買ってから結構経ってようやく読了。自宅で読書という行為が長続きしない質なもので・・・。
 発行体市場の怪しげな所、証券営業に喰われないようにという啓示等、いろいろと示唆に富む本だと思う。私募CBで儲けようとしたクチってそれ程勝てていないのか。不特定多数を相手にする詐欺に類似する行為って難しいものだなと。

#063
タグ:Book
posted by うらぢ at 00:23 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月14日 Monday

読んだ本:ドカベン、打率7割5分の苦闘

ドカベン、打率7割5分の苦闘―「超」甲子園完全データファイル (単行本(ソフトカバー))



 基本的には「ドカベン」+「大甲子園」の甲子園大会でのデータを集積した書。私自身このマンガを読んだのはそれ程多くないので、アニメ化されていない2年次春以降の話はほとんど何らかのサイト等で把握している程度。でもこうして集められたデータをみてしまうと、一度通読しておきたい気がする。
 ただ私の自宅にはただでさえCDが多いのに(本も多いですが)、漫画本をさらに買い込む行為はしにくいので漫喫に行くしかないのだが、歩いていける距離にはないので思案中。昔はネットで配信していたはずだが。
 データを眺めるのが好きという人は向いている。私の場合統計学を全然やっていないので、そういう視点で眺められないのが残念。

タグ:Book
posted by うらぢ at 00:21 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月12日 Saturday

読んだ本:水原勇気1勝3敗12S

水原勇気1勝3敗12S (文庫)
豊福 きこう




 原作者がそこまで考えていないであろうマンガ上のデータでいろいろと作品に迫る書。もともとの単行本では「野球狂の詩」は復活していない頃だったので、水原勇気の戦績は0勝3敗11Sだったが、作品の復活と共に登板する機会が2度あり1勝1Sが加わっている。個人的に面白かったのは「巨人の星」と「侍ジャイアンツ」の比較なんですが。原作が同じ梶原一騎ということで同じ舞台として比較している点が面白い。
 この著者の作品リストをみると水島新司と梶原一騎の作品が多いことに気付く。

#062


タグ:Book
posted by うらぢ at 23:41 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

読んだ本:いい音が聴きたい―実用以上マニア未満のオーディオ入門

いい音が聴きたい―実用以上マニア未満のオーディオ入門 (単行本)
石原 俊




 私のように音楽はやたらと聴くんだけど、オーディオ機器にこだわりがないとか、何か難しそうだなあとか、それに金を使うくらいなら別のを買うという人とか、読んでみるとためになると思う。現に私は音楽をやたらと聴くけど、オーディオの状態にこだわりがほとんどなく、良くない方法の実践例にいくつか当てはまっていたしなあ。今後はあまり金をかけずにシンプルな作りを考えるのがベストかなあ。
 この辺で私の音楽に対する人生に対する比重がそれ程高くないことを認識してしまった気も・・・。

#061
タグ:Book music
posted by うらぢ at 09:13 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月11日 Friday

読んだ本:近くへ行きたい

近くへ行きたい (単行本)
唐沢 俊一




 唐沢俊一氏が住んでいる東京の施設を巡った書。食・買・観・知の章に分かれていてメジャーなものから、マイナーなものまでありますが、彼の書いている文章が非常に楽しく出来ているので、サッと飽きずに読めます。やや古いので東京ドームに日ハムはもうないのですが・・・。

#060
タグ:Book
posted by うらぢ at 03:35 | 京都 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月09日 Wednesday

読んだ本:20世紀 日本の経済人

20世紀 日本の経済人 (文庫)
日本経済新聞社




 戦前戦後を通じての起業家・政治家等を紀伝体っぽく綴られた書。やはり戦前の人が多いけど、企業創業の姿を垣間見える点では興味深い。こういう姿を学校の歴史教育に取り入れても良いのではと思うんだが。ちなみに死因では意外と戦前のテロで亡くなった人も少なくないことが気になった。あの時代はこうして声がふさがれていったのかなと。
 これには1と2があるけど、中山素平は両方入っていないんだねえ。

参考:20世紀 日本の経済人:本/日経BookDirect

#059
タグ:Book 経済史
posted by うらぢ at 23:22 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2006年08月06日 Sunday

読んだ本:非対称情報の経済学

非対称情報の経済学―スティグリッツと新しい経済学 (新書)
薮下 史郎




 売り手と買い手の情報差が価格に影響するというお話。経済学という学問自体は素人なのでなかなかわかりづらいものがあった。今度スティグリッツの本を読んでみようかな。

#058
タグ:Book 経済学
posted by うらぢ at 01:46 | 京都 | Comment(0) | TrackBack(1) | 書物

2006年08月03日 Thursday

読んだ本:鼠

鼠―鈴木商店焼打ち事件 (文庫)
城山 三郎


 副題にあるとおり鈴木商店の米騒動での焼き討ち事件が中心に描かれているが、その後の鈴木商店の成り行きをみると番頭の金子直吉(表題の鼠とは彼のこと)が鈴木商店を拡大させたと同時に、倒産に至ったのも鈴木商店が前近代的な形態を頑なに守り続けたこと、金子が頑固だったことに尽きるのではないかと思う。当時の米価上昇にはほとんど関係なかったものの言われなき理由から(大阪朝日の糾弾記事も影響しているが)暴徒から焼き討ちに合うのだが、これがなくとも第一次世界大戦終結の苦境から自壊の道を歩んだんじゃないかと思わせる。話をこの本の話に戻すが、小説と言うよりもドキュメンタリーのような感じで、著者が鈴木商店関係者や焼き討ち事件の関係者(大阪朝日の当時の社員を含む)から丹念に話を聞くところは相当なるこの事件への熱意を感じさせる。
 たしかに解説にあるとおり鼠と言う題名ではだけだったら何の話かわからないなあ。鈴木商店は今はもうない会社だけど、今も縁のある会社は多数ある(下記リンク参照)。

鈴木商店 - Wikipedia
金子直吉 - Wikipedia


#057

タグ:Book 経済史
posted by うらぢ at 03:43 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。