2007年03月27日 Tuesday

読んだ本07-023/群衆心理

群衆心理
講談社
ギュスターヴ ル・ボン(著)Gustave Le Bon(原著)桜井 成夫(翻訳)
発売日:1993-09
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 補足
おすすめ度4 ヒトラー『わが闘争』の原型


 最初に群衆とはこういうものという話から入って、最後の方は選挙や議会、陪審員といった政治めいた話になる。最初の総論的な話は理論よりも感情が先走るというような話があったりして納得がいくけど、最後の方は例が極端なものに感じて時代を感じさせてしまった(何せ1895年の作品だ)。
タグ:組織 Book
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2007年03月23日 Friday

読んだ本07-022/大山康晴の晩節

大山康晴の晩節
新潮社
河口 俊彦(著)
発売日:2006-03
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:131710
おすすめ度:4.5
おすすめ度5 大山康晴の強さとその生き方を分かりやすく提示した著作です
おすすめ度5 大山康晴を知る上での力作
おすすめ度4 なぜ大山は晩節に至っても将棋が強かったのか?


 偉大なる名人として名を残す彼だが、私が知っているのは最晩年の頃でその当時はここまで強かった人とは想像だにしていなかった。この本では年老いてからの強さを強調している面もあるけど、他の棋士が50を過ぎると急に衰えるのに対して、衰えはするけど一線で這い蹲る気力というのがあるのだろう。そう考えるとプログラマとしてはまだ30過ぎてもやっていけるのではという考えを持ったのだが、甘いのだろうか?
 それとこの本には棋士同士の人間模様というのを感じさせる場面が幾度もある。こういう勝負の世界にいて孤独で闘うとなったら大変なのだろうなと考えてみたり。

参考:大山康晴 - Wikipedia
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2007年03月16日 Friday

読んだ本07-021/Eポリティックス

Eポリティックス
文藝春秋
横江 公美(著)
発売日:2001-09
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 政治が身近に感じられました
おすすめ度5 自治体職員、地方議員にこそ読んでもらいたい本
おすすめ度5 政治の未来を切り開くアメリカ
おすすめ度5 米国の現在の政治状況についても絶好の入門書


 amazonの評を見ると好意的なものが多いけど、読んだ感じそれ程ネット政治の未来像のようなものを感じることはできなかった。発刊が2001年と古いせいもあるし、実際急速にネット化が進んでいるわけでもないからと思う。技術が進んでも人が変わらないとと感じさせられた。
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2007年03月15日 Thursday

読んだ本07-020/総会屋錦城

総会屋錦城
Book総会屋錦城
posted with All Consuming at 2007. 3.15
by 城山 三郎
新潮社 (1963/11)

文庫
定価:¥ 580
価格:¥ 580
中古:¥ 1(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 53757位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:5 このクニの行方

rating:4 短編であることが悔やまれる



 短編であるが話のつくりが非常にうまい。年代が昭和30年代前半だし、登場人物が戦争経験者であることが多いとかはあるけど、古さをそれ程感じさせない。事故を起こして死者を出させ、その遺族に謝りに行く専門のタクシー会社の身代わり役員って現実に居そうだし。
タグ:Book
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2007年03月12日 Monday

読んだ本07-019/巨匠の肖像―ヴァーグナーからガーシュウィンへ

巨匠の肖像―ヴァーグナーからガーシュウィンへ
by 海老沢 敏
中央公論新社 (2001/04)

文庫
定価:¥ 820
価格:¥ 820
中古:¥ 130(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 231231位
通常24時間以内に発送



 ただ単に作曲家の紹介を羅列する形式ではなく、こぼれ話を中心にした書。だから一定の予備知識は必要かも。ストラヴィンスキーは春の祭典の騒動ではなく、筋力トレーニングをしていたという話やら。
 出版は21世紀に入ってからだが、私が持っているのは既に変色していた(出てすぐ買っているが放置していた)。学生時代に購入したものだと思ってた。何せモーツァルトの没後200年という話が多かったもので。
タグ:Book cla
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2007年03月08日 Thursday

読んだ本07-018/数に強くなる

数に強くなる
Book数に強くなる
posted with All Consuming at 2007. 3. 8
by 畑村 洋太郎
岩波書店 (2007/02)

新書
定価:¥ 777
価格:¥ 777
中古:¥ 717(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 184位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:4 数に強くなること

rating:5 畑村流の数へのアプローチが面白い!




 さらっと読めました。役に立つと言うよりも面白い。蛇足に楽しみを見いだすこともできる。
 私も直観タイプなのだが、計算に関しては苦手だなあ。すぐpythonを叩いてしまうし。
タグ:Book
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2007年03月07日 Wednesday

読んだ本07-017/中国「黒社会」の掟

中国「黒社会」の掟 ― チャイナマフィアー
by 溝口 敦
講談社 (2006/04/21)

文庫
定価:¥ 880
価格:¥ 880
中古:¥ 184(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 94500位
通常24時間以内に発送



 もともと98年に発刊された本なので内容的には古いことを覚悟してください。それでもこんな世界があるのかと思うと驚きだ。今の時点でどう変化しているか見当もつかんが。
タグ:Book
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2007年03月05日 Monday

読んだ本07-016/輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか?

輸入学問の功罪―この翻訳わかりますか?
by 鈴木 直
筑摩書房 (2007/01)

単行本
定価:¥ 756
価格:¥ 756
中古:¥ 699(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 37905位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:3 読んで面白く、問題意識は買えるが風呂敷の広げすぎ

rating:2 翻訳に見る日本文化の貧困

rating:4 翻訳‐内閉性‐非政治性



 翻訳の問題はプログラムのような技術書でも出くわす問題である。冒頭に述べられているように簡単な競争原理の働くものでないところが妙な翻訳を蔓延させていることになっているのだろう。
 話は逸れて、著者がドイツに滞在しているときにドイツ人から「日本人は・・・」というエピソードがあるけど、その話は少ないサンプルから類型を見いだしたときにそれを全体として見てしまうという話は今のメディアに通じる話で、妙に感心してしまった。
 ただ肝心の論点からは行ったり来たり感があったけど。
タグ:Book
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2007年03月02日 Friday

2007年02月28日 Wednesday

読んだ本07-014/良い経済学 悪い経済学

良い経済学 悪い経済学
by ポール クルーグマン
日本経済新聞社 (2000/11/07)

文庫
定価:¥ 780
価格:¥ 780
中古:¥ 400(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 54170位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:4 国際経済学版「ダメな議論」を斬る!

rating:5 クルーグマンのトンデモ経済学説批判本

rating:5 貿易の経済的意味に関する一般向け解説集。良書。




 国際経済学に関する俗説を批判する書。2000年刊ということもあり、日本バッシングのあった90年代頃の話が中心なのだが、今でも通用しそうな本。ただ農業保護には自給しないと食糧危機時に大変なことにと言う理屈があるので、これに立ち向かうにはまだハードルがあることになる。人間は身近な事例を元に全体を考察しようとする生き物ってことなんでしょう。
 しかし論証がある程度可能な経済ならともかく、政治とか1人1人の心の裡を解き明かすことが不可能なことは世論調査の結果だけであれこれ言うのも危険ということか。
タグ:Book 経済学
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2007年02月22日 Thursday

読んだ本07-013/図解兵法―組織を率いる戦法と策略

図解兵法―組織を率いる戦法と策略
by 大橋 武夫
ビジネス社

単行本
定価:¥ 1,260
価格:¥ 1,260
中古:¥ 239(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 199227位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:5 兵法についてわかり易くまとまっている

rating:5 さすが本職

rating:3 気にいってます。



 発行は1976年と古いけど、内容に古さを感じさせない。石油ショックを経たせいか、経営に絡めた話も不調な会社ってこんなものだよなと変わらない姿にある種の驚きが。やっぱり環境のせいにするのは良くないよと。んで、後半の戦術の所は複数の国との関係について述べられているが、春秋戦国時代の話が多かった。こういうのに触れると関連本が無性に読みたくなってくるではないか。
タグ:Book
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2007年02月20日 Tuesday

読んだ本07-012

心の砕ける音
Book心の砕ける音
posted with All Consuming at 2007. 2.20
by トマス・H. クック, Thomas H. Cook, 村松 潔
文藝春秋

文庫
定価:¥ 610
価格:¥ 610
中古:¥ 1(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 4684位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:4 『記憶』シリーズを超えたクックの名作

rating:5 またしても鈴木京香?

rating:5 クック独特のうるうる



 さすがにクックの作品に免疫が出来てしまったが、それでもそこそこ楽しめた。
 最後まで引っ張るところもさすがだなあと。
 実はペーパーバックでも持っていたのだが、かなり序盤で力尽きた経験がある。最初の文章を見てなんか記憶あるなと思ったら。
タグ:Book ミステリ
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2007年02月16日 Friday

読んだ本07-011

プルタルコス英雄伝〈上〉
by プルタルコス, Ploutarchos, 村川 堅太郎
筑摩書房

文庫
定価:¥ 1,260
価格:¥ 1,260
中古:¥ 500(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 160557位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:2 全訳してほしかった・・・

rating:5 very interesting and readable book



 ちくまのプルタルコス英雄伝は全訳ではない。この巻はギリシアの英雄が中心になっている。しかし当時のギリシアの民主政は日本の体制を考えるときに参考になるものがあるのでは。妬みとか。あとはリュクルゴスが共産思想ぽい所が面白い。
 しかし文章は読みづらいな。

 岩波文庫版は旧訳の方が高いな。
タグ:Book 歴史
posted by うらぢ at 00:47 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2007年02月10日 Saturday

読んだ本07-010

 虚飾した企業を見抜くことを推奨した本。まあ脱線コラムもあり、肩抜きに読むに適した本と言える。ただそれとなく言及した部分が多いので、そういった時事ネタを知らない人にはきついんじゃないかなあと思えたり。

美人(ブス)投票入門
Book美人(ブス)投票入門
posted with All Consuming at 2007. 2.10
by 山本 一郎
オーエス出版

単行本
定価:¥ 1,575
価格:¥ 1,575
中古:¥ 114(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 149853位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:5 好き嫌いは出る文体

rating:4 株ってそういうもんなんだ

rating:4 株も人も同じだなー



タグ:Book 投資
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2007年02月08日 Thursday

読んだ本07-009

 一番に関心を引く自らの会社倒産経験談から、潰れない会社にするためにはをレクチャーしている。あの経験談を書かれていると説得力を感じてしまう。潰れないというよりも今会社を興すにはが今の私には無いものなので。そういえば野党も既存企業(特に中小企業)の利益は訴えるけど、今から事業を興したいという人に関しては冷淡だな。関心がないだけか?

潰れない会社にするための12講座
by 吉岡 憲章
中央公論新社

新書
定価:¥ 735
価格:¥ 735
中古:¥ 62(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 122882位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:4 一読の価値はある

rating:4 倒産の現実と効率的な経営改革の手引書

rating:5 潰れない会社にするための12講座



オススメの本がありましたら下のコメントかこちらにてお寄せ下さい。
タグ:Book 倒産
posted by うらぢ at 01:13 | 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物

2007年02月07日 Wednesday

読んだ本07-008

 トーマスがうまくブッデンブローク商会をもり立てるものの、一家がしっくりいかない感じ。最後の方は商会の方も傾き気味になっているが、それより問題がトーマスの息子ハンノが芸術めいている点。中盤以降でようやくマンの音楽好きなところが発揮される場面到来だなと。

ブッデンブローク家の人びと〈中〉 (1969年)
by 望月 市恵
岩波書店

中古:¥ 500(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング:
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タグ:Book 文学
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2007年01月31日 Wednesday

読んだ本07-007

 過酷で辛いはずの収容所生活の一日を描いたものだが、極寒で生きた心地のしないであろう環境の中、主人公はその中でいい思いをして一日を終えている。これを現在の企業に置き換えるなりしても面白そうだし、こういう場でもスキルというので差ができるものだなと感じるのも良い。とにかく、Amazonにあるレヴューのような賛辞は贈れないなあ。

イワン・デニーソヴィチの一日
by ソルジェニーツィン, 木村 浩
新潮社

文庫
定価:¥ 460
価格:¥ 460
中古:¥ 1(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 44723位
通常24時間以内に発送
オススメ度の平均:
rating:5 働くこと、生きるということ

rating:5 一切の事象の単調化

rating:5 ロシア・リアリズムの正当な後継作品



タグ:Book 文学
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2007年01月27日 Saturday

読んだ本07-006

 主人公の記憶を徐々に事件の経緯を辿る手法を使っており、一回作った話を再構築しないとこういう話は作れないと思う。ミステリと言うよりも徐々に全体像がわかっていく課程あるいは技巧を楽しむ本かも知れない。こう言っては淡泊に聞こえてしまうが、人の記憶はこうも断片的な積み重ねなんだよなということを思い起こされてくれる。

緋色の記憶
Book緋色の記憶
posted with All Consuming at 2007. 1.27
by トマス・H. クック, Thomas H. Cook, 鴻巣 友季子
文藝春秋

文庫
定価:¥ 610
中古:¥ 1(Amazonマーケットプレイス)
売り上げランキング: 181778位
This item is currently not available.
オススメ度の平均:
rating:5 人の心のなせる結末

rating:3 老弁護士が背負う、少年時代の事件と罪

rating:5 自由を希求する少年の一途さが,終わった恋を事件に変えた



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タグ:Book ミステリ
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2007年01月24日 Wednesday

読んだ本07-005

事業再生―会社が破綻する前に (新書)
高木 新二郎 (著)




 近年いろいろと倒産法制(もうそんな言い方しないか)が変わってきたせいで、それらを整理するには良い本かも知れない。ただこれもあと数年で古いものになるかも知れないリスクが。整理よりも再生に重点を置いている点で最近の記事もわかりよいものになるのではないかと。ただ興味のない人にはわかりづらく、面白味に欠けるのかも知れない。
タグ:Book
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2007年01月19日 Friday

読んだ本07-004

パディントン発4時50分 (文庫)
アガサ・クリスティー (著), 大門 一男




 久々に読むマープルもの。といっても彼女の活躍の場は限られ、中心は優秀な家政婦アイレスバロウ嬢に委ねられている。
 ただこの話ミステリーとしては論理に弱い作品になっている気がします。なぜああいう殺害方法を選んだのかとか、隠す必要があったのかとか謎のままだし。
タグ:Book ミステリ
posted by うらぢ at 00:41 | 京都 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書物
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